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横須賀・三浦 人物風土記

公開日:2018.06.01

陸上の高校総体県予選5000mで大会新記録を更新して優勝した
内田 隼太さん
三春町在住 17歳

全国まで駆け抜けろ



 ○…陸上の高校総体県予選5000mで栄冠を掴んだ。大会記録を更新しての優勝だが「あくまで目標は全国。良いスタートが切れた」と冷静だ。今月の南関東大会で入賞すれば、全国への切符を手にすることができる。「高校最後の個人戦。悔いが残らないように」



 ○…小学1年から7年間、地元のサッカークラブチームに所属。そんなサッカー少年の心が陸上に動いたのは大津中2年の冬。自分の走る姿を見た陸上部の顧問から入部を強く勧められた。つま先から着地するフォームは陸上にもってこいの素質だった。最初は乗り気ではなかったが、みるみるタイムを更新。3年の夏、全国大会への出場を機に陸上一本に絞った。



 ○…高校は強豪・法政二高へ。自宅から高校までは片道約1時間半の道のり。朝5時半の電車に乗り7時から朝練習、授業後の部活を終えて帰ってくるのは夜8時ごろ―まさに”陸上漬け”の日々を送る。それでも「やめたいと思ったことはない。走っている時が何より楽しいから」とはつらつとした笑顔がまぶしい。「これまで挫折はほとんどない」と監督と口を揃える。それでも、唯一悔しさが残るのが昨年の同大会。記録から見れば全国大会出場は間違いなしと思われていたが、直前で体調を崩し、タイムはボロボロ。全く走れなかった。「今度こそ全国へ」―ただそれだけのために、日々の鍛練を欠かさない。



 ○…将来の夢を聞くも「今は目の前のことしか考えられない」ときっぱり。冬には高校駅伝も控え、チームのキャプテンにも任命された。これまでは自分の記録だけが全てだったが、3年となった今は違う。監督も「練習に向かう姿勢が変化。周囲を見るようになった」と評価する。個人戦、駅伝ともに全国へ―。大舞台まで一直線で突き進む。

 

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