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「第二海堡」上陸ツアー 実現へ高まる機運 9月以降にトライアル実施

社会

掲載号:2018年6月15日号

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島はブーメラン型の形状。面積は約4万1千平方メートル
島はブーメラン型の形状。面積は約4万1千平方メートル

 東京湾の真ん中に浮かぶ人工の無人島「第二海堡」と横須賀港新港エリアを結ぶ新航路の実現が現実味を帯びている。国などが管理する公的施設を観光資源として利用する動きが政府の旗振りで進められており、横須賀市も前向きな姿勢を示している。上陸を伴う施設公開も視野に入れた計画で、9月以降にトライアルツアーを行う。民間会社とも連携して来年度中に本格実施に移す構えだ。

横須賀発着の新航路

 第二海堡は、明治〜大正期に首都防衛を目的に「第一海堡」「第三海堡」とともに築かれた洋上要塞。当時の土木建築技術の粋を集め、約40年をかけて完成したが、関東大震災で甚大な被害を受け、実際に砲台が使用されることはほとんどなかった。現在は国土交通省が管理しており、一般の立ち入りは制限されている。

 これまで島に接近して海上から眺めるクルーズツアーはあったが、上陸することはできなかった。

 風向きの変化は、政府が掲げた2年後の訪日外国人旅行客を4千万人とする目標。これの実現に向けて、「魅力ある公的施設・インフラの大胆な公開と開放」を打ち出しており、砲台跡や煉瓦の掩蔽壕(えんぺいごう)、防空指揮所などが当時の状態で遺されている第二海堡に光が当てられた。歴史的な価値と非日常な風景を観光資源として積極活用していく方針だ。

 第二海堡の上陸ツアーに関して、「軍港めぐり」「猿島航路」を運航する船舶会社のトライアングルが民間の立場で事業参画を目指している。第二海堡は千葉県富津市に属するが、船でのアクセスは横須賀が優れるという。

市主催「海上見学クルーズ」

 横須賀市は7月16日(祝)、第二海堡のツアー化に向けて、ニーズ把握などを目的とした海上見学クルーズと講演会を実施する。

 クルーズは午前11時から正午。集合場所は三笠桟橋。定員50人(抽選)。参加費500円。希望者はメールで申込。【メール】vacp-ec@city.yokosuka.kanagawa.jp

 講演会は午後1時半から4時半。「第二海堡の歴史と活用」をテーマに4人の識者が意見を述べる。会場は本町の横須賀市総合福祉会館6階で先着250人。

 詳細は市文化スポーツ観光部観光課【電話】046・822・9672

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