横須賀版 掲載号:2018年11月9日号 エリアトップへ

浦賀地区を中心に地域活動に尽力している 高橋 民雄さん 浦賀丘在住 71歳

掲載号:2018年11月9日号

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原動力は横須賀愛と忠恕

 ○…浦賀に移り住み約半世紀、「第二の故郷」と言い切る横須賀で根っからの世話好きとして防犯活動や町内活動などに日々手を貸している。「歴史もあり、風光明媚で気持ち良い挨拶が飛び交う街。これからも安心安全で住みよい街、横須賀浦賀に側面から関わっていきたい」とニッコリ微笑む。

 ○…出身は山形県。5人兄弟の末っ子として生まれる。高校1年の時、7歳上の兄を交通事故で亡くしたことをきっかけに交通安全の大切さを痛感し、警察官への道を志す。就職時、流行の歌謡曲だった「伊勢佐木町ブルース」の影響で神奈川の海に淡い憧れを抱き、上京。そして伊勢佐木署から警官人生をスタートさせた。機動隊や警備課、公安課などを渡り歩き、阪神大震災の救助活動やオウム真理教事件の捜査、アメリカ同時多発テロに対する警備などに従事。2012年には横須賀署長に就き、自らが発案者・橋渡し役となって基地司令官と町内会長を交えた3者でのドブ板通りの夜回り一斉警備作戦を実現させた。

 ○…警察官時代の先輩から教えられた論語の一節で、誠実で思いやりがあることを意味する「忠恕」がモットー。現在は後進育成のために県内全署を巡って講演を行い、その教えを引き継いでいる最中だ。また地元浦賀で勤務する病院の待合室では患者へ忠恕を体現。「お!久々だね、調子はどう?」など気さくに声をかけて相手を和やかな気持ちにさせる気遣いを忘れない。

 ○…今年の秋の叙勲では警察官としての長年の功績が評価され、「瑞宝双光章」を受章した。「上司や同僚、部下、そして地域の方からの協力あってこそ頂けたもの。身に余る光栄」。受章を糧とし、これからも横須賀の安全を陰ながら支え続けていく。

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