汐入地区のシンボル的存在として永年親しまれてきた商業施設「ショッパーズプラザ横須賀」。一時閉館に伴い最終営業日となった先月31日、施設内で最も長く営業を続けてきた古株テナントの一つ「クレープハウスユニ」の店頭に、別れを惜しむファンが多数訪れた=写真。
閉店することを今年1月に公表した同店。この発表を受け、ファンである市民が「ありがとうの会」と題し、永年の感謝の気持ちを伝えようと市民へ参加を呼びかけた。
当日は開店から間もなくファンが押し寄せ、午後1時過ぎにはクレープが完売。その後もオーナーの杉本夫妻やスタッフへ感謝の気持ちを伝えようと多くのファンが来店。花束を贈り、別れを惜しみ、営業再開を望む声が多く聞かれた。
幼少期から同店によく訪れていたという女性は「社会人になって近所で働き始めてから、辛いことや悲しいことがあった時に自分へのご褒美として通っていた。杉本さんは私の顔を覚えてくれて、近況を気にして度々声をかけてくれた。このお店は温かい特別な存在。無くなってしまうのはとても寂しく残念」と涙ながらに思い出を語った。
杉本さんは「閉店を発表して以来、想像を超えるほどたくさんの方に来店してもらった。こんなにも多くの方に思い入れのある店として愛されていたとは思いもしなかった」と感慨深げに話した。
見え始めた新施設概要
「ショッパーズプラザ横須賀」のリニューアル概要の一部が新たに明らかになった。
開業は2020年春。2階に総合スーパー「イオンスタイル」と地産地消型の生鮮食品店が出店し、700席超のオーシャンビューフードコートを導入予定。3階のレストランフロアもリニューアルし、三浦半島で唯一のボウリング場と映画館が改装して入居する。また新たなテナントを誘致し、大型アミューズメント設備の導入も計画している。
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