小型無人航空機ドローンを使用した配達の実証実験が今夏、平成町の大型ショッピングセンター(以下=SC)と対岸の猿島公園を舞台に行われる。事業主体はネット通販の大手企業。島内でバーベキューなどを楽しむ人から注文を受け、上空を飛行して商品を届ける。取り組みの概要を近く正式発表する。
食料品や日用品など、配達の無人化に向けた動きが官民挙げて急加速している。人手不足の解消や高齢者の買い物支援など社会問題の解決が主な狙い。市内で行われる実証実験もこの流れを汲むものと見られる。
東京湾を挟んで対岸の猿島まで約1・5Kmの距離。直線的に飛行することで迅速な配達ができる。島内でのドローンの飛行は禁止されているが、市が特別に許可を出す。
今月2日には、SCの屋上で実証実験に向けて周辺電波の確認作業を実施。島内にはすでに離着陸ポートが整備されている。
横須賀市は、ドローン産業に熱い視線を注いでいる。情報通信関連技術の研究拠点として整備されたYRPを中心に、スマートモビリティ(次世代の移動運搬手段)関連の事業集積を推進。長坂にドローン飛行実験フィールドを開設するなど、自治体としてこの分野で先行したい考えだ。
|
<PR>
横須賀版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|