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横須賀・三浦 経済

公開日:2019.05.17

よこすかカレー大使・一条もんこさん
「カレーはコミュニケーションツール」
カレーブームの火付け役は紛れもなく横須賀だが、追随する新興勢力も止まらない。昨今のカレー事情を「よこすかカレー大使」の一条もんこさんに聞いた。

  • カレー・スパイス料理研究家の一条さん

 ──特産品を用いたご当地カレーやカレーをテーマにしたグルメイベントが全国各地に広がっています。

 「カレーは食材の包容力があるため、ご当地グルメとしての展開が容易。イベントに関しては、デパートやスーパーの催事コーナーから始まり、商店街、地域、自治体単位に発展しています。その中でも『よこすかカレーフェスティバル』は全国的に群を抜く規模です」

 ──今週末のカレーフェスでは、首都圏でカレーを活用した街おこしに取り組む「神田」「下北沢」が顔を見せます。

 「神田は『本とカレーの街』として古くから知られています。片手に本、片手にスプーン。本を読みながらカレーを食すスタイルが昔から定番だったそう。古書店の数と同様にカレーを提供する店が多数あります。下北沢には仕掛け人がいて、様々なジャンルの飲食店がカレー味の料理を開発し、メニュー化しています。2つの街に共通しているのが、統一レシピが存在しないこと。『よこすか海軍カレー』と異なる展開の仕方です」

 ──カレーは全国的なブームだと聞いています。

 「スーパーのカレーコーナーはここ数年で売り場面積が2倍近くに広がっています。レトルトカレーの種類も格段に増えています。震災被災地でレトルトが重宝され、その美味しさに多くの人が気づいたことが挙げられます。ご当地カレーのブームもレトルト商品化を加速させています」

 ──最後にカレー大使としてどんな活動を。

 「提案したいのは、カレーは最高のコミュニケショーツールであること。大鍋で多くの人とシェアしながら食べる楽しみ方です。おうちカレー自慢コンテストなども開いてみたい。カレーを介して市民と市民をつなぐ、そんな存在になれたらと思っています」

仏師が制作、表彰盾

 5月18日・19日に三笠公園で「よこすかカレーフェスティバル」が開かれる。この中の企画である全国ご当地カレーグランプリの1〜3位に贈られる盾を、市内在住の仏師・梶谷叡正さんと息子の巧さん=写真=が制作した。

 木製のA4サイズ。マスコットキャラのスカレーを彫刻でデザインした。19日の結果発表で上地市長が入賞者に贈呈する。2人は記念艦「三笠」の船首にあるキクの紋章を手掛けている。

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