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公開日:2021.02.05
女子サッカー普及拡大へ
多様な受け皿、地元チームが本腰
横須賀を拠点に活動している女子サッカーチーム「NPO法人横須賀シーガルズスポーツクラブ」が、女子サッカーの普及に本腰を入れる。男子と比べて競技人口の少なさが目下の悩み。底辺の拡大に向けた行動を起こす。日本サッカー協会(JFA)が全国で実施している普及プロジェクト「JFAなでしこひろば」の取り組みを市内で展開。手始めとして、小学生を対象とした体験教室を実施する。
JFAが発表している2019年度の女子サッカー選手登録数は2万8598人。11年のW杯優勝、12年のロンドン五輪準優勝で注目を集め、13年度には3万243人に数を伸ばしたが、以降は増減を繰り返し、低調を脱せずにいる。女子がサッカーやフットサルに「触れて」「楽しんで」「続ける」環境が男子と比べて未整備なことが理由とされており、市内で女子サッカーの名門チームとして知られる横須賀シーガルズが、JFAの認定団体となって普及に向けた取り組みを開始する。
特に中学生年代の受け皿不足の解消が課題。「競技志向ではなく、レジャーや生涯スポーツとしてサッカーに関わりたい人たちのニーズに応える環境づくりも必要」と代表を務める桑原由恵さんは話している。
JFAなでしこひろばでは、「女の子から、お姉さんやお母さん、おばあちゃんまですべての女性がサッカーを気軽に楽しむ」ことを理念に掲げており、シーガルズでも幅広い世代が参加するレディースチームの活動を活発化させていく意向だ。
初心者向け体験教室
今月20日(土)と21日(日)に佐原の横須賀フットサルクラブで小学1年生から6年生を対象にした体験教室を開く。時間は両日、午後12時30分から2時30分。市内出身の元なでしこジャパンメンバーの鈴木智子さんらがコーチを務める。参加無料で定員25人(先着順)。
申込みはシーガルズのホームページ【URL】https://www.yokosuka-seagulls.com/から。
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