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横須賀版 公開:2021年5月28日 エリアトップへ

横須賀大津高校 学校版「クラファン」で中庭整備 県の寄附制度を活用

教育

公開:2021年5月28日

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学校のシンボル的存在の中庭。春にはツツジ、秋は銀杏が彩る
学校のシンボル的存在の中庭。春にはツツジ、秋は銀杏が彩る

 県立横須賀大津高校は、神奈川県による県立学校等の教育環境整備に充てるための寄附「まなびや基金」を活用した「中庭の整備」への支援を呼び掛けている。同校は同基金が新設した「事業提案型」に参加。各校が特色や地域性を活かして整備内容や募集金額を設定するもので、今回は9校10種類のプランが選ばれている。

 県担当課によると「まなびや基金」の創設は2009年。県立高校や中等教育学校での物品購入やエアコン設置、改修工事のほか校庭芝生化などの資金として寄附を募っている。支援する学校を指定することもできるが、同窓会組織の強い高校などに偏りがちで、卒業生の少ない新設校には寄附が集まりづらい状況があるという。

 そこで、母校に限らず地域などに支援を広く募るため、新たに「事業提案型」の基金を今月から開始。学校版の「クラウドファンディング」のような手法で、整備内容・募集金額・成果目標を明示して資金を得るしくみを設けた。

 具体的には「部活動の充実」「教育活動の充実」「地域への貢献」の3つのカテゴリーで、今回は9校が10の事業プランを提出。グラウンド照明やテニスコートの整備、ピッチング測定器や楽器の購入、Wi―Fi環境整備などを提案している。

開校120周年の節目

 横須賀大津高校が進めているのは「中庭の整備」。現校舎の落成時(1970年)に同窓会(たちばな会)から贈られたブロンズ像や旧校舎時代からデザインを引き継いだ池、洋風噴水があり、四季折々の植栽を楽しめるほか、文化祭のセレモニーやライトアップにも使用されるなど同校を象徴する場所となっている。ただ、竣工から約50年が経過。「古き良き時代の面影を大切にしつつ、生徒の活動がさらに活発にできる場所にしたい」と、今回の事業提案に手を挙げた。

 開校120周年となる26年度までに、低木の伐採や池の清掃を行い、文化祭などの学校行事や式典でスペースを有効活用できるよう整備していく考え。募集金額は240万円で、同校担当者は「伝統ある中庭を、地域やPTAなど交流の場として大切にしたいと考えている。幅広く支援を募りたい」と話す。

 同校の事業プランへの寄附は、24年3月末まで。神奈川県教育委員会「まなびや基金」のホームページなどから申し込みできる。

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