食品スーパー「業務スーパー」を全国展開する神戸物産(兵庫県)は、情報通信分野の研究開発拠点が集まる横須賀リサーチパーク(以下=YRP)に大型物流センターを開設する。食品加工工場も併設する計画で首都圏での出店を加速化させる。ただ、具体的な内容や時期については明らかにしていない。
同スーパーは、業務用サイズの食品や調味料を低価格で販売するほか、自社工場で製造したオリジナル商品を多数扱う独自の戦略で業績を伸ばしている。店舗はフランチャイズでの展開を主力としており、横須賀市内に3店舗ある。
同社は新物流センターの建設用地として、約3万3千平方メートルの土地を30億円程度ですでに取得している。
新拠点の開設に横須賀を選んだ理由として同社経営企画部では、「立地と価格の両面を総合的に考慮し、今後関東圏での出店も続くことなども含めて魅力あるものと判断した」と答えている。
迎える側のYRPは、情報通信やICTの技術開発を手掛ける企業だけに捉われず、新しいビジネスを創出する場への方針転換を先ごろ打ち出したばかり。今回は物流業務だけでなく、食品加工工場も兼ねる大型計画であることから「雇用を含めた地域の活性化につながる企業進出を期待したい」と担当者は話している。
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