横須賀・三浦 トップニュース経済
公開日:2023.03.24
横須賀市
「よこすか野菜」もっと知って
企業コラボでレシピ開発も
横須賀市は、市内で生産される農産物を「よこすか野菜」と名付けてブランド化し、販売・PRを強化している。市役所内での「野菜市」開催や生産者による野菜紹介動画、ガイドブック作成など幅広く展開。食品企業との協業によるオリジナルレシピの開発も始まっている。
横須賀市役所1階窓口前にずらりと並んだ旬の葉野菜。市では昨年4月から毎月第3火曜日に「よこすか野菜市in市役所」を開催している。市内の生産者が直売する催しで、この日、出品したのは浦賀直売グループ。お勧めの食べ方や保存法などを聞くこともできる対面販売で、来庁者や市職員などが、キャベツやブロッコリー、のらぼう菜、高菜・大根の加工品などを買い求める姿があった。
市内では温暖な気候のもと、定番のキャベツ・かぼちゃ・大根のほか、カラフルな西洋野菜など多品種が栽培されている。市は、地元農業の魅力発信や活性化に繋げるため、2019年に市内で生産される品質の高い野菜を「よこすか野菜」と名称を統一。スカジャンを模したロゴを作成し、幟などを使ってPRしている。
野菜市のほかにも、生産者自らが出演する動画やオンラインイベントなど、多様な媒体発信で消費拡大や市内への集客増加も図っている。「よこすか野菜」をテーマに学習に取り組む学校もあり、今年度は池上小学校・浦賀小学校5年生が農業者との交流促進事業を実施。出張授業のほか自校で野菜栽培を行っており、今月の野菜市では浦賀小児童が手掛けたPRパンフレットも配架された。
新しい食べ方提案
春キャベツシーズンの3月、市はJAよこすか葉山、キユーピー株式会社と協業で「YOKOSUKAペイザンヌサラダ」のレシピを開発した。野菜の消費促進や情報発信で意気投合した両者のコラボレーション第一弾で、春キャベツをメインにしたサラダ。地元野菜の新しい食べ方を提案し、消費を後押しするとともに、地産地消による地域の活性化も狙う。今後、市はPRポップ=写真=を市内外のスーパーなどで掲示するほか、SNS上で「#YOKOSUKAペイザンヌサラダ」の投稿キャンペーンも展開していくという。
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