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横須賀・三浦 教育

公開日:2023.07.14

先生の青春時代!
「壁を乗り越えるために考える」─── 浜野大蔵教諭(久里浜中)
学生時代に打ち込んだこと、成功や失敗。今から16年前(2007年)掲載のタウンニュース紙面とともに振り返る

 手にしている紙面は横須賀総合高校2年生の頃、世界ユース陸上大会出場を報じた記事です。関東大会の100m走で自己ベストの10秒57を記録し、日本選手団の一員としてチェコ共和国を訪れました。個人種目は準々決勝で敗退しましたが、メドレーリレーで銀メダルを獲得=写真。最高の気分を味わいました。

 中学時代も陸上部に所属。専門誌などを頼りに自分たちでトレーニング方法を考えて練習していました。記録もグングンと伸びて全国準優勝。努力を繰り返すことで自信に繋がっていく感覚を身に付けました。

 高校もこの調子でイケる、と思った矢先に大病して入院。練習に参加できるようになったのは1年生の6月でした。体重も10キロ以上減少。思い切り走りたい気持ちを抑え、1年間は基礎体力づくりに励み、我慢の時間を過ごしたことで先の結果を出すことができました。

 その後、陸上の名門である順天堂大学に進みましたが、周囲を見渡せば全国のトップ選手ばかり。4年間伸び悩みと力不足に苦しみ、どんなに練習を重ねても超えられない壁があることを痛感しました。

 現在、中学校で陸上部の顧問を務めています。「先生はずっと強い(速い)から、上手くいかない私たちの気持ちがわからない─」そんな言葉を投げ掛けられたことがあります。それは違います。失敗も挫折もたくさん経験しています。そこから学んだことは、目標に近づくためのアプローチの仕方。なぜできないかを振り返って、やり方を見直してみる。部活動はそれを試す場所です。生徒の自発的な気持ちを大切にしながらサポートしています。

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