横須賀・三浦 社会
公開日:2024.07.26
市民団体の存続考える
サポセンで交流会
横須賀市本町の市民活動サポートセンターで7月20日、「団体の継続や発展を考える」と題した交流会が開かれた。高齢化や世代交代が進まず活動の継続に課題を抱える関係者向けに初企画。活動継承に成功した講師を招き、体験を共有した。
約750団体が登録する同センターによると、近年団体の高齢化などが原因で解散や休止を余儀なくされる事例が増加。「登録当時の多くのメンバーが高齢になり、蓄積されたノウハウや実績などを引き継げないケースが少なくない」という。
この日、登壇したのは不登校児やひきこもりの支援をしている「こどもわかものリレー」代表の龍崎明信さん。前身の「子ども若者応援団」から活動を引継ぐ一方、時代に合わせて活動内容を変えてきた経験がある。
龍崎さんは前身の団体が当事者や家族に向けた講演会などに主軸を置いていたのに対し、メンバーが定期的に近況を報告し合うミーティングを重視していると説明。「活動を残すには、本質を残して方向転換することも必要。規模は縮小したが、『居場所』という本質は残したまま存続出来ている」と強調した。
参加者の一人は「小規模化に対して必ずしもマイナスではないと仲間に説明できることが重要と感じた」と話した。
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