三浦市の初声市民センターで9月21日、非常食の試作や試食を通して災害時に備える取り組みが行われた。同センターで毎月子ども食堂を開催している「みうらっこ食堂」の活動の一環。初声小学校の児童や保護者など約20人が取り組んだ。
9月の防災月間に合わせ、食堂を運営する実行委員会が企画。この日はグループごとに分かれ、袋のまま熱湯調理ができるラップでケチャップライスや焼きそば、蒸しパンを調理。レモン汁と塩、砂糖を使った経口補水液も自作した。
試食で蒸しパンをほおばった初声小4年生の女の子は「ふわふわで美味しい」と笑顔を見せた。
会場には防災にまつわる絵本や災害用トイレ、防災グッズなども展示され、実行委副代表の長瀬初美さん(55)は「災害を怖いものと敬遠するのではなく、子どもたちにもいざというときに出来ることを考えてもらうきっかけにしてほしい」と話した。
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