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甲状腺異常で「眼球突出」 よこすか甲状腺内科クリニック
「バセドウ病」をご存じだろうか? 平易な言葉で説明すると、体の中で甲状腺ホルモンという物質がたくさん作られすぎる病気。全身に様々な影響を及ぼすが、その特徴的な症状の一つに眼球突出がある。「よこすか甲状腺内科クリニック」の向笠浩司院長=写真=に聞いた。
新薬登場、治療の選択肢
「『最近、目が大きく見えるようになった気がする』『まぶたが腫れぼったい』『ものが二重に見える』そんな症状を感じたらバセドウ病眼症(甲状腺眼症)による眼球突出かもしれません」と向笠院長。気になる人は昔と今の顔写真を比較してみるとよく分かるという。
これには免疫システムの異常が深く関わっており、眼の周りの筋肉や脂肪組織に炎症を起こし、腫れたり増殖したりする。この増大した組織が眼球を後方から圧迫し、前方に押し出すことで眼球突出を引き起こす。
これまでは有効な治療法がないとされていたが、「目の周りの腫れや炎症を抑える治療薬(テプロツムマブ)が新たに開発され、眼球突出を抑えることができるようになりました」と向笠院長。臨床試験では、適切な時期に使用すると多くの患者に効果があったことが確認されているという。点滴投与による画期的な治療の選択肢であり、症状を感じている人に早期の受診を呼び掛けている。
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