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公開日:2026.01.09
三浦海岸に凧(たこ)、舞い戻り
南下浦小児童が4枚制作
三浦海岸の冬空に、再びたこが舞い上がる--。三浦市立南下浦小学校の児童が1畳半ほど(縦180cm×横130cm)のサイズのたこ4枚を制作した。かつての三浦海岸の正月の風物詩「大凧」を手掛けていた地域住民らの手ほどきを受け、約1カ月半かけて完成させたもので、1月9日(金)に同海岸で揚げる。
取り組みを主導しているのは、2024年から同校で図工教諭を務める大類尚子さん。2年ほど前から同校の図工室にたこや、その材料が多く保管されていることを疑問に思い、地域住民に聞き込みを開始。すると、三浦海岸では以前、18畳程度の大凧が揚げられていた歴史を知った。その後、知人から紹介を受け、この大凧を仕立てていた「三浦大凧研究会」の元メンバー・吉田喜久雄さん(85)と昨夏に知り合った。
地域の伝統 次世代に
三浦海岸で、正月などにたこ揚げを行っていた同会は1973年に発足。最盛期は20人ほどのメンバーが在籍していたが、高齢化などを理由に10数年前に自然消滅しているという。
「子どもたちが地域の技術・伝統、そして『本物の作り手』の空気感に触れることで、自分の地域を好きになり、それが自信につながれば」。大類さんは、そんな思いを胸に、吉田さんをはじめとする元メンバー3人にたこ制作にかかる指導を依頼。熱意に打たれた元メンバーらは、協力を快諾した。その後、大類さんは授業計画の調整や材料調達を重ねた後、昨年11月から取り組みを始動させた。
"お師匠"の指南
制作したのは、同校5年生の児童33人。1回90分の図工の授業計4回を用いて作業を実施した。制作を進める中で、児童から「お師匠」と慕われるようになった吉田さんらが、骨組みや糸の結び方などを丁寧に手ほどき。たこには、児童らの手形や校舎、虹などが描かれ、「夢」「南下浦小」などの文字も記し、昨年末に個性豊かな4枚が完成した。
たこ揚げは午前9時30分から11時頃の間に実施する予定。誰でも見学可。風雨などの影響で変更の可能性あり。
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