三浦版 掲載号:2015年10月23日号 エリアトップへ

産学官連携の介護福祉プロジェクトの中心メンバーとして活動する 長谷川 由理さん 横須賀市在住 30歳

掲載号:2015年10月23日号

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挫折に見出した夢と志

 ○…高齢者の介護予防や栄養指導、未病対応などをめざして今秋スタートした「市民健康大学」と「リビングラボラトリー」事業。県や三浦市をはじめ、大学・民間企業・金融機関などと連携した一大プロジェクトで、実践拠点の旗振り役として大事な役どころを担う。県内最高、30%を超える高齢化率の三浦は、日本の未来の縮図。超高齢化社会に立ち向かう先駆者として使命感に駆られている。

 ○…福祉業界を志した理由は高校時代に味わった挫折から。高1の夏、バスケットボール部での活動中に怪我を負い、チームからの離脱を余儀なくされた苦い思い出が蘇る。担当の理学療法士と折り合いが悪く、リハビリも思うように進まず不安と苛立ちの日々を過ごした。その後、復帰叶わずマネージャーに転向。サポートをするうち、自身の経験を活かす仕事はないかと将来を考えるようになった。「あの時、こうだったら」―正直、今でも悔しいが、だからこそ「理学療法士となった今の私ができることはたくさんある」

 ○…病院勤務、大学院修士課程を経て、今年1月、岬陽町にデイサービスセンターを開設した。ほとんど縁のなかった三浦市を選んだのは「理学療法士がほとんどおらず、不足していたから」。高齢者は増える一方なのに、支える人がいない現状。最期まで住み慣れた街でいきいきと過ごせる仕組みをめざし、地域に根差した取り組みを推進すべく起業に踏み切った。

 ○…数多ある通所介護施設のなかでも珍しい産学官連携体制に力を注ぐ。利用者の理解のもと、施設では企業や大学が研究する介護ロボットの実装実験や商品開発における動作分析に協力。健康大学やリビングラボ事業も一環として、課題を抱える介護現場や地域福祉と企業側のニーズをマッチングさせる役割を果たす。「全ては地域の高齢者の笑顔のため」。技術の進歩と共に笑顔の花が全国へ広まる日もそう遠くはない。

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