三浦版 掲載号:2017年7月21日号
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三浦海岸サーフライフセービングクラブの会長を務める 上村 雅幸さん 藤沢市在住 43歳

海の安全守る熱き番人

 ○…「訪れたすべての人の心に海での楽しい思い出を残したい。クラブの存在意義はこれに尽きる」。水難事故防止や人命救助活動など、夏の三浦海岸海水浴場の安全と来場客の笑顔を守ることが課せられた最大の使命だ。そして今年も三浦にアツい夏がやって来た。開設は例年より長い73日間と、いやが上にも緊張感は高まる。無事故は一朝一夕にしてならず。当たり前を真摯に積み重ねていく。

 ○…大学1年の時、友人の紹介で始めたライフセーバーのアルバイト。「好きな海でカッコよく働ける」と最初は軽い気持ちで覗いた世界だったが、次第に命や海に対する価値観が変わった。それは溺れた1人の子どもを助けた時のこと。「必死で抱きつこうとする強い力に、心まで掴まれた気がした」。仕事への姿勢も変わり、「気がつけば大学の卒業論文にするほどのめり込んで」と屈託のない笑顔を浮かべる。あれから20年以上が経ったが、熱は未だ冷めず。「これが私のライフワーク」

 ○…東日本大震災以降、会の活動に津波の避難対策が加わった。海水浴場運営委員会とマニュアルを作成。勉強会では皆で地震発生のメカニズムから理解を深め、監視員も適切に避難できるよう自動音声放送の仕組みも整えた。大事なのは「自分は大丈夫」という先入観は捨て、「今、この1分後に地震が起きるかもしれない」との危機意識を陸上以上に強く持つことの重要性を説いてみせた。

 ○…普段はIT企業に勤めるサラリーマン。休日を中心に後進育成に力を注いでいる。文字どおりたった1つの事故が「命取り」。当事者と家族の生活を狂わす怖さを伝え、「自分の大切な人だと思え」と檄を飛ばす。「本気で取り組むことで自己成長にもつなげてもらえたら」。後輩たちへエールを送る目は優しい。「必要とされる限り、これからも見守り続けたい」。自身を大きくしてくれた母なる海へつぶやいた。

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