三浦版 掲載号:2018年5月25日号
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海南神社青年会の会長を務める 鈴木 邦久さん 三崎在住 42歳

“祭り魂”負けぬ情熱

 ○…港町に夏の始まりを告げる海南神社八雲祭。主催する青年会の長として会員を率いて、まもなく2年目の祭りを迎える。慣例では1年制だが「まだやり残したことがある」と再任に名乗りを上げた。神社への貢献、地域との顔つなぎ、会の知名度向上など今動くべき課題は多い。受け継いだ先輩に恥じぬように、バトンを渡す若い世代に誇れるように。今を担う者として責務を全うする。

 ○…三崎に生まれ育ち、初めて神輿の担ぎ手になったのは中学生の時。「木遣りで声が枯れるのが、格好良くて憧れだった」と、少年時代に思いを馳せる。10代で青年会に入会。祭りは単なる地域行事ではなく、人々の生きがいであり、地域を結びつける役割を果たしているのだと気づくと、郷土文化を誇る気持ちが一層強くなっていった。

 ○…年に1日しかない八雲祭。全力で楽しむため、残りの364日はいわば準備期間だ。「街全体の協力なしにはできない」と多忙な本業の傍ら、協力を呼び掛けるため、商店や家庭へのあいさつ回りに余念がない。また、「祭りがあるから仲間が増え、今の自分がいる」と、以前には会員の士気向上をめざしたイベントも企画。ムードメーカーとして厚い信頼を集めるが、なぜ、それほどまで打ち込むのか―「祭りは人生。情熱なら負けない」

 ○…高齢化や人口減が起因し、存続危機にある日本各地の祭り。八雲祭も例外ではなく、若年層の会員減少は目下の課題だ。「次世代への伝承は会長の使命」と語気を強めるが、難しく考えすぎず、自身を含めた年長者が楽しむ姿を見せることが大切なのだとの持論を語る。祭りは日ごろ培った地域の絆を再認識する場。「めざすは、去年よりもいい祭り」と、一足早い“アツい”1日を力強く約束した。

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