神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2020年1月24日 エリアトップへ

中日ドラゴンズで活躍した元プロ野球選手 石井 昭男さん 三崎出身 64歳

公開:2020年1月24日

  • X
  • LINE
  • hatena

人生変えた出会いに感謝

 ○…「『負けるが勝ち』。この歳になってその意味が分かった」。半世紀以上、歩みを共にしてきた野球から学んだ人生哲学を感慨深げに説く。「人は負けることで強くなる。負けるのには原因があり、それは負けなければ分からない」。実力主義のレギュラー争いに身を置き、怪我や不調などに翻ろうされながらも実直に野球一筋で戦ってきた自負がある。

 ○…小学生の頃、地域の野球大会への参加が最初のプレーだった。運動に長けていたが、特別野球に関心があったわけではなく「勧誘があまりにも熱心で」。それでも体験してみれば楽しく、当時、国民的スター選手だった長嶋茂雄氏に憧れた。東海大相模高、東海大へ進学し、中日ドラゴンズに入団。「甲子園に出て、プロ野球選手になりたい」。小学校の卒業文集で書いた夢は10年後、現実となった。

 ○…「入団を断ろうと思っていた」。大学在学中、社会人チームから内定を受けたところに、ドラフト指名の一報。すでに新天地での活躍を決めていたが、監督の強い勧めでプロ入りした。印象的だったのはオープン戦から絶好調だったある年、ファンから「石井を出せ」とスタメン出場を望む声があがったこと。交代相手は攻撃の要だった田尾安志選手で、やりがいに繋がったという。その後、怪我で長期離脱もしたが、4番で打率3割超の好成績を残す原動力にもなった。

 ○…努力・実力、運。運命づけるものは様々だが、人生の岐路には人との出会いが決断の後押しになったと振り返る。「高校進学と同時に三崎を出なさい」と助言してくれた家庭教師のおかげで広い世界を知った。プロをめざす子どもたちには「大きな視野を持つ大切さを伝えたい」。次代への期待を込めた。

三浦版の人物風土記最新6

高橋 洋平さん

三浦商工会議所青年部(三浦YEG)の新会長を務める

高橋 洋平さん

岬陽町在住 41歳

4月12日

中沢 周二さん

エアースポーツガン(エアガン)シューティング競技会を市内で初開催する

中沢 周二さん

上宮田在住 58歳

3月29日

山内 雄己さん

潮風スポーツ公園・潮風アリーナの施設長を務める

山内 雄己さん

入江在勤 42歳

3月15日

ブル松原さん(本名:松原 実)

デビュー45周年を迎えたプロシンガーで、地元でも活動を始めた

ブル松原さん(本名:松原 実)

栄町在住 73歳

3月1日

藤井 伸行さん

「フレンドリーみうら」の代表で、今月初のセミナーと交流会を開く

藤井 伸行さん

岬陽町在勤 40歳

2月16日

森田 喜一さん

「ビキニ被災70周年・三浦市民集会」の実行委員長を務める

森田 喜一さん

栄町在住 89歳

2月2日

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook