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横須賀パッチワーク・キルト協会の理事長を務める 藤田 貴世美さん 尾上町在住 72歳

掲載号:2020年9月11日号

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布に刻む「心の日記帳」

 ○…新型コロナウイルスの影響で見合わせていた作品展が、5カ月越しで今日11日から始まる。

会員の成果発表の場であることはもとより、来場者には布と糸が織りなすアート性も感じてほしいとの思いを語る。色、柄、素材、図案のほか、ステッチや刺し子など多彩な技術を駆使するため、デザインは無限。「布小物だけではない魅力を楽しんでほしい」

 ○…当時2歳の息子に手づくりしたリュックサック。子育てに何かとお金がかかる時分、夫のズボンの裾上げで出た余り布で作ったところ、思いのほか上手にできたことが裁縫の楽しさを知ったきっかけだった。住んでいた横須賀から月2〜3回、藤沢の教室に通い、上達すると自宅でパッチワーク・キルト教室を開講。地域のコミュニティセンターでも講座を受け持つなどすそ野を広げ、1999年に協会を立ち上げた。

 ○…キルト作品を「心の日記帳」と呼ぶ。大作になれば1年、2年と長い月日を作品と過ごす。その瞬間に感じていた嬉しいことも悲しいことも、1針進めるごとに思い出として刻まれていくからだ。「『このときは大変だったな』とか、作品・パーツごとに振り返ってみたり」。布が形になり、やがて財産に変わる。その存在は苦楽を共にしてきた我が子のようでもある。

 ○…石川県金沢出身。急逝した母の遺品で帯を譲り受けたのを機に、指導の傍ら、故郷の伝統芸能である能を題材にした作品づくりがライフワークになっている。「長生きしたかっただろう母の親孝行になれば」。“和のキルト”は海を超え、過去にはパリのジャパンエキスポやルーブル美術館で展示。国内外で高い評価を受けるまでになったが、奥深さには今も驚かされている。

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