三浦青年会議所(三浦JC)第60代理事長に就任した 中山 勇気さん 尾上町在住 39歳
「人・時代繋ぐ懸け橋に」
○…コロナ禍で受け取った第60代理事長の職務というバトン。従来の職責に加えて、激動する社会情勢によって柔軟な変化が求められる1年がスタートした。「活動を止めてはいけない」。重要なのは、様々な物事が中止・制限・縮小を余儀なくされる中でも、二の足を踏まず人のため地域のために何が出来るか考えること。今がJCの真価を発揮する時だ。
○…東日本大震災を機に2011年入会。発生直後から被災地へ物資を届けようと奔走するメンバーの姿に刺激を受けた。未曾有の事態という点においては、当時と同じような状況に置かれており、逆境を組織の成長につなげたいと考える。「上半期はオンラインを活用して研さんを積み、下半期は蓄積したものを事業として形にしたい」
○…大学で土木を学び、卒業後は父が経営する「中山カッター興業」に入社。現場や事務など幅広い業務をこなす。10年にわたるJCでの活動を振り返り、「人の話を理解して聞く耳を持てた」と話す。以前は考えるより言葉が先に出るタイプで、しばしば激論に発展したこともあったが、様々な意見を持つ先輩や仲間との出会いで考え方が変わったという。
○…現在会員は18人。増強は目下の課題だが、少数精鋭だからこそ「トップダウンではなく一枚岩になって作り上げたい」と、あえて委員を分担せず”全員野球”のスタイルをとった。「挑戦の年」と話す2021年。人と人、時代と時代を繋ぎたい-との思いから「懸け橋」というスローガンを掲げた。6月には市長選挙が控え、ネット配信の広がりを追い風に公開討論会の新たなアプローチ手法を模索。また、来年の60周年記念事業の準備も始まるなど、立ち止まっている時間はない。
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