活動報告【18】 コロナ対策に1522億円 神奈川県議会議員 石川たくみ
県議会令和3年第1回定例会が、先月25日に閉会しました。令和3年度当初予算の一般会計は、過去最大規模となる2兆484億円(前年度比7・6%増)。新型コロナウイルス対策、東京2020大会関連費、未病改善、災害対策などの事業が盛り込まれました。
なかでも、「全庁コロナ・シフト」を掲げて新型コロナ対策に重点を置いています(1522億円)。おもな事業内容として、医療分野では2300床の病床確保、専用病棟の運営、宿泊療養施設の運営、ワクチン接種体制の整備。経済分野は事業継続支援、感染拡大防止対策やビジネスモデル転換の補助などです。
私は先月16日の予算委員会で「コロナ禍における事業者支援について」を取り上げました。
事業者に対する支援策は、時短要請に伴う協力金や一時支援金では、もらえない事業者が数多くいます。例えば、バス・タクシーなど地域公共交通を担う産業や、私たちの安心安全な食を支える農水産業など、産業よってはさらなる支援が要望されており、不公平や先行きの不安を訴える県民の声を耳にします。
頑張った人が報われる公正な社会であるべきであり、行政は県民に寄り添い、きめ細かく丁寧に施策を講じ、本当に必要としているところに支援を届けるべきと考え、どのように地域経済を守っていくのか、各局に問いました。
大河ドラマを観光振興の契機に
今年度は東京2020大会の開催のみならず、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送が予定されています。これらを契機として、新型コロナウイルスの感染拡大状況を見極めながら、県外からの観光客誘致や県内周遊を促進するため、国内観光プロモーション事業費として1億4756万円が計上されました。
今後、周遊マップの作成や非接触型スタンプラリーなどが実施されます。昨年11月には県が事務局となり、県内市町による連携協議会を設立しました。三浦一族にゆかりの深い三浦市も参加しており、同協議会を通じて歴史文化の発信や観光振興による地域活性化が図られます。
また、「三浦半島魅力最大化プロジェクト」には、1954万円の予算がつきました。三浦半島の特色ある食材などを集め、ウェブサイトで紹 介・販売するとともに、地域の課題解決に取り組む人たちの起業支援などを行います。
三崎港沖への誘致をめざしている大規模外洋養殖施設。来年度は導入検討協議会において、養殖対象種や事業開始までのスケジュールなど、課題の整理・検討が進みます(876万円)。
そのほか、防災警察常任委員会では、「緊急事態宣言解除に伴う今後の県の取組みについて」を質疑しました。
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