三浦ライオンズクラブの会長を務める 石渡 敏昭さん 城山町在住 72歳
活動の数だけ楽しみあり
○…社会奉仕団体「三浦ライオンズクラブ」の今期会長を務めている。「守伝創新 結束力を発揮しWe Serve」とのスローガンは、伝統を守り、新たな創造への意欲を込めたオリジナルのフレーズだ。地域と人に密着したクラブ運営はコロナ禍の制約にもどかしさを抱えるが、家族ぐるみで付き合う、20余名の良き仲間たちと共に一丸となって乗り越えようと気概にあふれる。
○…クラブの存在意義は「地域社会の役に立つ。これに尽きる」。金品の寄付寄贈、知る人ぞ知る豪華な参加賞の献血事業、“みうらっ子”が楽しみに待つ少年野球・サッカー大会、障害者施設利用者らを招いたじゃがいも収穫祭、家族や姉妹提携クラブらが参加する旅行や交流会など多彩な事業を展開してきた。「活動の数だけ楽しみがあり、笑顔の数だけ喜びがある」と振り返り、やりがいを語った。
○…白石町出身。高校卒業後、土木建設業を営む親戚の会社に勤務。道路や建物など手掛けたものが形となって次代に残る魅力ある仕事だと感じた。1991年に独立し「石渡技建」を立ち上げ。取締役(会長)となった今も現場に出ることは多いという。20代の孫も会社を支える頼もしい存在の1人で、同じ職場で働くことは「何だか気恥ずかしいけどね」と、照れくさそうに笑った。さらにひ孫の成長も日々の楽しみだ。
○…誇りと愛着がある良いクラブでも人がいなければ継承できない。目下、会員増強に知恵を絞り、来期から家族会員制度を導入するための会則改定を急ぐ。一般的に正会員は敷居が高く思われやすい。若手が入会したくなる土壌を作ることが役目と考え、率先して“守伝新創”を体現。任期を迎える6月末まで精一杯尽くすつもりだ。
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