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神奈川県さつき愛好会三浦支部で顧問を務める 坪井 正行さん 岬陽町在住 84歳

掲載号:2022年5月27日号

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「盆栽は自分を映す鏡」

 ○…柔らかにしなう色鮮やかな花びらと頑丈そうな太い幹。「第26回さつき盆栽花季展示会」で、三浦市長賞と三浦市議会議長賞をダブル受賞した。笑顔を見せつつも感慨に耽る間もなく、手入れ作業に余念はない。「木は生きている。一緒に良い年の取り方をしないと」。瞳の奥にピンクの光を躍らせる。

 ○…朝起きるとまず木を眺める。その数140鉢以上。花の角度や苔、石の位置といった細部に至るまで、頭に浮かんだイメージを膨らませながら盆の上に表現する。梅雨時は虫がつきやすく、夏場は水やりに神経を使う。台風シーズンは海から強風が吹くため鉢を固定。塩害が出ないように灌水もする。「手を掛けるほどに美しくなる。季節によって表情も変わる奥が深い世界」。職人のようなこだわりぶりだ。

 ○…三崎生まれ。水産会社の社長として働く傍ら、40歳を過ぎた頃から趣味で松や紅葉といった盆栽を始めた。高度経済成長期に培養方法や針金整枝の技術が進み、ブームを巻き起こした「さつき盆栽」。上野の花季展を訪れた際に「惚れ惚れするような姿形に胸が高鳴った」。ただ当時は特に高価な品ばかりで、親指ほどの苗を買って木箱で気長に育てた。県さつき愛好会に入って基礎を学ぶと、メキメキと頭角を現し、コンテストの常連に。腕が上達したばかりか、同じ趣味によって交流する仲間も得られ、図らずも顧問の肩書きを背負うようになった。

 ○…盆栽以外にも将棋や麻雀、カラオケ、ボーリング、ゴルフ、車など多趣味。「手や頭を使うのが長生きの秘訣。盆栽もその一つ」と豪快に笑う。「さつきは自分を映す鏡のような存在。人の感性によって全く違った顔を見せる」。自身の人生と歩を合わせるようにゆっくりと愛情を注ぐ。

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