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「朝めし あるべ」の2代目店主を務める 菊地 未来さん(愛称:みくに) 三崎在住 32歳

掲載号:2022年6月10日号

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人情溢れる下町で再出発

 ○…青い夜明けの空が東から光を射す頃、せっせと店の仕込みに精を出す女性の姿がある。「朝めし あるべ」の2代目店主「みくに」さん。閉店を告げるシャッターを下ろすと、すでに下町が熱気に包まれていることに気づき、充実感を味わう。「決して派手ではない定食だけれど、たくさんの方々に食べてもらって、笑顔の花を咲かせたい」と白い歯をこぼす。

 ○…埼玉県八潮市出身。短大で栄養士の資格を取得し、卒業後は保育園で働いたが、食への興味は増すばかりで、都内のパン屋やカフェなど飲食業の世界へ。ただ、あまりのハードワークに身体を壊したことも。「食事を提供する立場の私が健康じゃないなんて」。しばらくして横浜の社食に勤めると、徐々に元気を取り戻したものの、生活するためだけに働く日々に迷いが生じた。

 ○…「同じ名前の人が出ていたよ」。知人から聞いたテレビ番組を見ると、そこには輝く同年代がいた。自然と三崎に足が向き、何処か懐かしいテンポで進む店内にうっとり。ひと口食べた瞬間に「理想の朝ご飯。ずっとここにいたい」と、すぐに「トライアルキッチン」の参加を決めた。店も手伝うようになった。「店主を継いでくれないか」。思いも寄らぬ大役に「なぜ私なのだろう」と狼狽えたが、「いつか自分の店を持ちたい」という漠然とした目標が覚悟に変わり、会社を退社。三崎に移住した。

 ○…研究も兼ねて三崎周辺の店を食べて回るのが息抜き。「店主さんたちはサービス精神が旺盛で人情がある」。最近では、常連客の顔や白米を盛る量といった特徴も覚え、港町の空気にも馴染んできた。「みくいちさん(先代)のチャレンジングな姿勢を継承し、新メニューも作りたい」。曇りない瞳で前を向く。

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