三浦市区長会の会長で今月始まった「我がまち魅力写真コンテスト」を主催する 山田 光雄さん 栄町在住 71歳
明るい未来へ実直に進む
○…三浦の繁栄と市民福祉の増進を図ることを目指し、自治会54区の代表で活動する区長会のトップに立つ。多世代に地域の素晴らしさを再発見してもらおうと「我がまち魅力写真コンテスト」を初開催した。「今やスマホで自己と他者が繋がれる時代。どこを切り取っても素敵なまちの瞬間を多くの人に撮影してもらい共有したい」
○…「丸良左官店」の社長を務める。先代の父・良一さんの長男として生まれ、15歳から6年間、同じく左官業を営む親戚宅で修行した。一抹の不安を胸に飛び込んだ厳しい職人の世界。「でも兄弟子に比べれば私はほぼ怒られなかった」と気配り上手で良好な関係を築くのは得意だった。昼は現場、夜は旧三崎高校の定時制に通って勉学に励んだ。労を惜しまない献身的な姿勢で身に付けた熟練の技。言葉にせずともゴツゴツとした掌がそれを物語っている。
○…実家に戻り、しばらく経った30代の時、「郷土に誇りを持ちたい。貢献できることはないか」という考えに辿り着いた。原区の役員として祭りなど古き良き伝統を守る中で、住民同士の交流の輪が広がり、仕事に張り合いも出た。2009年に原区の区長に、19年には市区長会の会長に就任したほか、警察外郭団体である三浦市防犯協会の会長も務めるなど、幾つもの顔を持つ。三浦を影で支えながら、市民を輝かせている。
○…3人の子を育てあげた父でもある。趣味はバイク、ダイビング、最近では金魚の世話が癒しの時間。「写真好きの人も周りに多い。少子高齢化の影響で運営が難しい自治体もあるが、新しい企画で地元の課題を地元で解決していきたい。明るい未来のため、体が動く限り動くつもり」。バイタリティ溢れる行動力で突き進んでいく。
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