三浦 人物風土記
公開日:2022.12.16
「ねんりんピック」で優勝した野球チーム「横須賀シニアクラブ」の主将を務める
保坂 達也さん
下宮田在住 67歳
「第二の青春」に全力プレー
○…三浦半島に住む野球愛好家が所属する野球チーム「横須賀シニアクラブ」で55人の仲間を牽引する。11月中旬には、シニア世代のスポーツと文化の祭典「ねんりんピックかながわ2022」の軟式野球交流大会に神奈川県の代表として出場。危なげない試合展開で優勝を果たした。「勝ち負けも大事だけれど、全国の選手と健闘を称え合えたことが財産」
○…山梨県で3人きょうだいの末っ子として生まれた。ブラウン管の中で輝く王・長嶋に憧れ、小学校に入るとソフトボールを開始。5年生から本格的に野球人生をスタートした。その後、峡南高校に進学。「練習の時に『水を飲むな』と言われた時代。監督に隠れて近くに流れていた川の水を飲んで凌いだ」。苦労の甲斐あって、3年次には1番セカンドで甲子園に出場した。「結果は1回戦負け」と笑うが、入場行進する自身の写真を誇らしげに見つめる。
○…社会人チームから声も掛かったが、「この体格では通用しない」と都内のゼネコン会社に就職。浦賀の造成工事のため、27歳で横須賀に移住し、野球は趣味として続けた。その人脈で、かつて球児だった60歳以上でつくる現クラブに入会。シニア世代屈指の強豪として名を轟かせている。「私は斬り込み隊長。何としても塁に出るのが役目」。強いキャプテンシーを背中で見せる。
○…独居だった妻の父を気遣い、5年前に三浦へ。一人娘の孫2人は女の子で、「男だったら厳しくしていたから、これでいい」と顔をほころばせる。これまで野球好きを一途に貫いてきた理由を「個人競技ではないから、年を重ねても責任や緊張を感じる。今も初回のバッターボックスに立つ時はドキドキする。野球小僧のまま」と語り、更なる飛躍を誓った。
ピックアップ
意見広告・議会報告
三浦 人物風土記の新着記事
コラム
求人特集
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











