活動報告㉔ かながわ新時代のかけはしへ 神奈川県議会議員 石川たくみ
神奈川県議会令和5年第1回定例会が3月15日に閉会しました。2023年度当初予算案は、一般・特別・企業会計を合わせて4兆6815億円と過去最大に。子ども・子育て施策の充実に向けた取組が重点となっています。
持続可能な水産業へ
環境農政常任委員会の初日、私は「持続可能な水産業の構築に向けた取組」について質疑しました。
漁獲量の減少や担い手不足、燃油価格の高騰など、県内の水産業を取り巻く環境は厳しい状況にあります。これらを打開するため、磯焼け対策やスマート化、魚類養殖の導入といった漁業所得の向上に繋がる取組を着実に進め、新規就業者が希望を持って漁業に定着できるよう、持続可能な水産業の実現に向けて取り組むことを要望しました。
さらに、今喫緊の課題として、燃油や資材、そして電気代の高騰で、水産業者もとても厳しい状況にあります。なかなか価格転嫁できないことが、一次産業の苦しいところです。国に対しても訴えかけ、スピード感のある支援策を講じることを求めました。
経済・環境・暮らし
私はこれまで、市民の皆さまの声に耳を傾け、国・県・市と深い連携を図りながら、三浦半島の可能性を活かすビジョンを掲げてきました。
主な事業としては、三浦縦貫道路の延伸工事、都市計画道路西海岸線事業着手へ、城ヶ島大橋の無料化、農水産業の活性化、小網代の森の環境整備、小児医療費助成の拡充、観光の核づくり事業の延長などがあり、観光振興や地域活性化、経済を支える政策に力を入れています。
三浦半島には、日本における現在の地域経済、そして環境問題を考える上で大きな可能性があると思います。三方が海に囲まれ、自然溢れる三浦市は、農水産業と共に歩んできました。環境について考えることは、世界を変える一歩に繋がります。この可能性を開花させ、アフターコロナに適した新時代を築くことが、地方創生のモデルになるはずです。三浦発祥である「海業」の推進もその一つ。誰もがその人らしく生き生きと暮らせる「あったかい共生社会」を目指しています。
これからも三浦市の経済と環境、皆さまの暮らしを考え、未来を担う子どもたちが「三浦に生まれて本当に良かった」と思ってもらえるように、全身全霊をかけて尽力していきます。
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