活動報告㉗ 子ども・子育て支援に重点 神奈川県議会議員 石川たくみ
神奈川県議会令和5年第2回定例会が、7月11日に閉会しました。一般会計補正予算案約49億6300万円や条例改正案など、全議案が可決承認されました。補正予算の主な内容をご紹介します。
子ども・子育て支援策では、男性従業員が育児休業を取得した中小企業に奨励金を交付するほか、保育園で乳幼児の使用済み紙おむつを保護者が持ち帰らないで済むように、処分費用を市町村に対して補助する予算が計上されました。また、安心して妊娠・出産・子育てができる環境整備のため、産科・小児科施設等を開設する事業者の施設整備などに対して補助する産科・小児医療施設等誘致事業費補助や、児童虐待の対応としては県所管の児童相談所と県警との情報共有システムを拡充し、県警本部だけでなく全54署がリアルタイムで共有できるシステムを構築するための関連予算として約8200万円が計上されました。
三浦半島地域活性化へ
私が一般質問をした移住・定住を見据えた三浦半島地域の活性化については、人口減少が進む中で空き家を地域資源として活用し、周辺の飲食店や施設などと連動してにぎわいを創出する「アルベルゴ・ディフーゾ」と呼ばれるイタリアの手法を参考に、新たな取組を進めていきます。
県は2016年度以降、三浦半島とイタリア半島が地形や気候などの面で似ていることから、「三浦半島はイタリア半島プロジェクト」を展開。今年度はその第2弾として、地域のさまざまな事業者が参画する「三浦半島みらいミーティング」を設置し、地域全体で議論を深めるとともに、駐日イタリア大使を招いたシンポジウムの開催を目指しており、関連費用に約600万円が計上されました。移住・定住を見据える場合には、住む・働く魅力が大切です。子ども・子育て施策やテレワーク、ワ―ケーションの取組も積極的に推進してもらうように要望しました。
さらに、農水産業における物価高騰等への対応については、国と連携した県の持続可能な支援の継続を、地域公共交通の維持・確保に向けた取組については、生活の足となるバスやタクシーの事業者の声をしっかりと受け止めた支援を、三崎漁港を核とした海業の推進については、部局横断的な支援体制の構築を要望しました。今後も地域の活性化を目指し、いかにまちを盛り上げていくかを考え、全力で尽力してまいります。
|
|
|
|
|
|