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三浦 人物風土記

公開日:2024.02.16

「フレンドリーみうら」の代表で、今月初のセミナーと交流会を開く
藤井 伸行さん
岬陽町在勤 40歳

友好的につながる三浦へ

 ○…認知症や介護疲れ、子育てに悩む人、障害や医療的ケアが必要な人など、誰もが自分らしく安心して住み続けられる地域をつくろうと、昨年7月に発足した有志団体の代表を務める。2月26日(月)には、市内の医療・介護・福祉従事者ら19人のメンバーで、「認知症や心疾患との付き合い方」をテーマとした講演や意見交換などを市民交流センターで初企画。「三浦のより良い暮らしの実現に向け、これからの活動の材料にしたい」と柔和にほほ笑む。

 ○…団体の前身は、認知症と接点のない人が、その当事者や家族などと走るまちづくりイベント「RUN伴(ランとも)+三浦半島」の実行委員たち。昨年11月には三浦市をホストタウンとして、329人がタスキをつないだ。「参加者の懸命な姿に、こちらが元気をもらえた」。多くの人に認知症を身近に感じてもらうため、団体活動の中にもRUN伴への協力を盛り込んだ。

 ○…福岡県飯塚市生まれ。高校2年の時に職業見学で病院を訪れ、理学療法士を知った。「患者とのやりとりが輝いて見えた」。横須賀の県立保健福祉大学の一期生となり、国家資格を取得。横須賀共済病院で働いた。慌ただしい日々に始めは戸惑ったが、病気やけがで生活がままならなくなった人への支援に、少しずつやりがいを見出していった。約12年前に三浦市立病院へ入職。訪問リハビリテーションを担当する。「患者や家族の気持ちを後押しできていたか」。内なる声が頭の中でこだまする。専門職に長く従事してきた今でも反省する時もある。高齢化は日本の課題。団体メンバーが働く職場では人材不足が顕著に進む。「人と人とのつながりを深められるような魅力あるまちづくりを通して、私たちがいる業界を目指す人が増えてくれれば」

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