神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2011年1月14日 エリアトップへ

廃材で100分の1「三笠」 逗子市沼間在住の大澤さんが制作

公開:2011年1月14日

  • LINE
  • hatena
およそ10ヵ月かけて制作した「三笠」。細部まで忠実に再現されている
およそ10ヵ月かけて制作した「三笠」。細部まで忠実に再現されている

 戦艦「三笠」を廃材で再現―。逗子市沼間在住で看板製作業を営む大澤孝一さんがこのほど、仕事で出る廃材や身近な生活用品などを使って戦艦三笠の100分の1スケールの模型を制作した。

 5年ほど前から趣味で戦艦のプラモデルを作っていたという大澤さん。「大和」や「金剛」「飛龍」などこれまで数々の模型を作ったが「既製品はコストもかかるし、何とか自分で作れないか」と手づくりに挑戦。戦艦は身近に実物のモデルがある三笠を選んだ。ポリシーはなるべく市販のものを使わないこと。船体は看板づくりで余った木材を組み立てカンナで削りだした。またマストには絵筆、煙突にはスプレー缶、スクリューの先にはボールペンの頭など身の回りにあるものを利用。「実際のパーツに見える素材を探すのに苦労した」と振り返る大澤さん。

 製作期間はおよそ10ヵ月。仕事の合間を縫って根気よく作業を続け、より実物に近づけようと幾度となく三笠公園にも足を運んだ。「製作中は東郷元帥がどこを歩いたのか、どういう指揮をとったのか、当時に想像をめぐらせながら作りました」。完成した模型は約130cm。全体の輪郭はもちろん、甲板のくすみ具合やサビまで廃材を使ったとは思えないほど、細部まで忠実に再現。その完成度は昨年末に行われた横須賀の物産展に同市観光課から「ぜひ出品させてほしい」と依頼があったほど。模型を前に大澤さんも「記念すべき1隻目。愛着もありますね」とご満悦の様子だ。

 現在は2隻目として初代南極観測船の「宗谷」を製作中。また今後は「やっぱり軍艦が好きだから航空母艦も作ってみたい」と創作意欲はまだまだ尽きない様子。「でも奥さんに怒られない程度にしないとね」と笑顔で結んだ。
 

逗子・葉山版のローカルニュース最新6

新署長が就任

警察人事

新署長が就任

逗子署・葉山署

3月29日

自治会・町内会むけ防災ボトル

災害時に役立つ6品入り

自治会・町内会むけ防災ボトル

名入れ、オリジナル制作も対応

3月29日

マイボトルでプラ削減を

逗子市

マイボトルでプラ削減を

ウォータースタンドと協定

3月29日

春の花と玉縄城址探索

春の花と玉縄城址探索

歴史散歩 参加者募集

3月29日

ルール順守に不安

逗子市

ルール順守に不安

生ごみ分別収集・資源化

3月29日

『わたしのかあさん』

読者プレゼント

『わたしのかあさん』

障害者の母との家族愛

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook