ノートをありがとう。僕たちはまだ大変な状況ですが皆さんからのメッセージ、すごく嬉しかったです―。
そんな感謝の気持ちがつづられた手紙が逗子小学校(神田寛校長)の廊下の壁一面に張り出されている。手紙の送り主は東日本大震災で被災した宮城県の大曲小学校(東松島市)と渡波小学校(石巻市)の生徒ら。
同校によると、震災を受け同校の児童会の生徒らが「自分たちも何か被災地への支援ができないか」と4月に入ってから自主的に募金活動を展開。親のお金ではなく、お小遣いやお年玉など自分たちのお金から少しずつ支援金を募り、約15万円を集めた。一方でPTAでも募金が行われ、約16万円が寄せられた。
生徒らはその募金を元にノートを購入。ノートの裏には生徒一人ひとりがメッセージを書き添え、約500冊をランドセルや文房具と添えて2校に送った。寄せられた手紙は300通を超えており、その中で大曲小学校の亀卦川孝雄校長は「あたたかいご支援に感謝します。ノート1冊1冊に込められたメッセージを子どもたちは一人一人真剣なまなざしで読んでおりました」とつづっている。
また同校ではその後残りの寄付金を元に大曲小学校に体育館で使うデジタルタイマーと得点表示板も寄贈。今後もチャリティーなどを通して集まった支援金で支援を継続する方針だ。逗子小の神田校長は「大変な状況の中ではあるが、子どもたちの想いや取り組みが直に被災地に届いたということが意義深い」と話した。
4日、チャリティコンサート
同校では支援活動の延長として8月4日(木)、逗子文化プラザのなぎさホールでサマーコンサートを行う。同校コーラス同好会や教諭が編成する「先生バント」、逗子小児童も参加するチアリーディングチームなど11団体が参加する。時間は午前11時から午後4時。入場無料(当日募金を実施)。問合せは同校【電話】046(873)2050まで。
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