葉山町長柄にある標高161mの阿部倉山で2月25日、「阿部倉山の森 保全の会」が桜の植樹を行った。
当日は町役場や県関係者のほか、同会のメンバーや地域の親子ら約70人が参加。山の中腹に山桜とソメイヨシノの苗木100本を植えた。
阿部倉山は二子山の西方に位置し、「三浦アルプス」としてハイカーらに親しまれている。山頂付近には山桜が群生しており、春には白色に染まることでも知られている。
しかし地域の森林組合がなくなったほか、森林所有者の高齢化が進んでいるため管理が手薄に。スギやヒノキ、竹などが伸び放題となり荒廃が進み、隠れる場所を好むイノシシの出没も相次いでいるという。
こうしたことから、森林所有者や地域住民が3年前、同会を結成。倒木の除去や作業路と山頂の整備、休憩場所の設置などを行ってきた。今回植樹をした山の中腹部分にはベンチを設けて休憩できるようにしたほか、山頂からは富士山と江ノ島を望むこともできるようになった。
同会関係者は「子どもから大人まで多くの人がこの山に親しめるよう、これからも整備を進めていきたい」と話している。
今後の活動については同会ホームページ【URL】http://www.abekurayama.com/で確認を。
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