逗子・葉山 社会
公開日:2026.03.13
葉山町防災講演
津波から命守る備えを
防大准教授が警鐘
東日本大震災から15年の節目を前に、葉山町は3月7日、防衛大学校建築環境工学科の鴫原(しぎはら)良典准教授を講師に招き、防災講演会「三浦半島と津波〜起こりうる被害と私たちの備え〜」を開催した。鴫原氏は同町が直面する地理的リスクと具体的な避難の重要性を説いた。
鴫原氏は、三浦半島周辺のプレート構造の複雑さを指摘した。相模トラフ沿いの最大クラスの地震が発生した場合、同町沿岸には最短わずか3分で津波が到達すると警鐘を鳴らした。強い揺れが1分続けば、揺れている最中に津波が襲来する可能性があるという極めて緊迫したスピード感だ。
具体的な対策として、鴫原氏は「ハードとソフトの両輪」の必要性を強調した。景観やコスト面から巨大な防潮堤の建設が困難な地域では、鉄筋コンクリート造の「津波避難ビル」などへの垂直避難が有効となる。同氏は東日本大震災の教訓を踏まえ、「現在は5階以上への避難が推奨されている」と述べ、町が公開したネット版ハザードマップ(GIS)を活用し、自宅周辺のリスクを事前に把握するよう促した。
また、避難時の注意点として、渋滞に巻き込まれる恐れがある車避難の危険性を指摘。強い揺れによる土砂災害で避難路が塞がる複合災害のリスクも考慮し、「情報や公助を待たず、揺れを感じたら自らの意思で即座により高い場所へ逃げること」が命を守る最善の策であると締めくくった。
一色から参加した70代男性は「過去に定期的に地震が起きているという話が印象的だった。高い所への避難については堀内地区に10分以内に逃げられる場所が確保されていないことが気になる」と感想を語った。
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