逗子・葉山版 掲載号:2018年12月14日号 エリアトップへ

湘南演劇塾を主宰する 前田 和則さん 逗子市桜山在住 68歳

掲載号:2018年12月14日号

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作り続ける「人間賛歌」

 ○…主宰する湘南演劇塾の公演を来年1月に控え、メンバー達とともに稽古を重ねている。「来年私が引っ越すので、さざなみホールで上演するのはこれで最後かもしれない。ぜひ多くの人に見てほしい」と笑顔で語る。

 ○…鹿児島県種子島出身。子どもの頃は器械体操に打ち込み、国体に出場するほどの実力者だった。その後、体操は辞めて大阪外大に進学。イギリスへ留学した。ある日、ホストファミリーの誘いで演劇の練習を見に行くことになった。訳もわからずドーム型の建物に入ると、初老の人たちが綱渡りや空中ブランコなど、それぞれが好きなことをやっていた。「合図が出た途端、急に演技が始まってね。それまでとは顔つきも身振りも全く変わって、とにかく驚いた」。その劇団が世界で最も有名なロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで「ハムレット」の稽古だったことは後日知ったという。人生を変えた演劇との出会いだった。

 ○…帰国後は名俳優を輩出している文学座の門を叩き、1千人以上が応募したオーディションを突破。その後、青年座へ移籍し、先輩たちの勧めもあって演出家としてのキャリアをスタートさせた。西田敏行や高畑淳子など、活動をともにした俳優は多い。しかし、カネや力関係が影響する劇団の側面を目の当たりにし、きっぱり辞めてしまう。「納得できないことは何があってもやらないタイプ。妻からは損する性格だって言われてます」といたずらっぽく笑う。

 ○…全国の中学・高校を巡り、演劇の楽しさを伝える活動を経て、現在は市民劇団の指導に専念する。「演劇を続けていると人間という存在が愛おしくなってくる。今でも稽古の後は元気いっぱいになりますよ」。演劇と相思相愛の関係は、これからも続く。

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