デニーズ葉山森戸店（右）と鎌倉パスタ逗子店
鎌倉パスタ逗子店（久木）が１月27日（日）に、デニーズ葉山森戸店（堀内）が31日（木）に相次いで閉店することが明らかになり、地域住民からは惜しむ声が寄せられている。
鎌倉パスタ逗子店は２００７年オープン。当時、全国に約40店を展開していたが、湘南地区では初めてとなる出店だった。
駐車場とキッズルームを備えた広々とした店内で、家族連れを中心に人気を集めていた。運営するサンマルクホールディングスグループの鎌倉パスタ株式会社からは閉店に関するコメントは得られなかった。
店舗入り口の貼り紙で閉店の知らせを知ったという30代の女性（久木在住）は「子どもを連れてママ友とのランチやミーティングに良く利用していた。大勢で集まれる場所がなくなってしまって残念」と話していた。
デニーズ葉山森戸店は１９９１年オープン。絶好のロケーションと店舗限定メニューなどで観光客からの人気が高かったほか、周辺エリアでは数少ないゆったりと過ごせる店として、地域活動の打合せなどで利用する住民も多かった。
運営する株式会社セブン＆アイ・フードシステムズは「常連のお客様を中心にお問い合わせをいただいており、多くの方に愛されている店だと改めて認識している。できれば営業を続けたかったが、様々な事情を勘案して決定した」とする。昨年の台風によってテラス席と駐車場の一部が使用できない状態になっていることも要因の一つとし、建物の今後については未定という。
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