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公開日:2019.06.14
給食センター
長柄小学校隣接地に計画
22年度の供用開始目指す
葉山町の山梨崇仁町長は5日、定例記者会見で、給食センター予定地を長柄小学校隣接地に変更し、建設に向けた準備を進めると発表した。関連費用を2019年度6月補正予算案に計上した。
町と町教育委員会によるとセンターは2階建て。1階が厨房で町立小中学校6校の給食を一括調理・配送する。2階には会議室やスタッフ用のスペースを設ける予定。設計施工一括発注支援業務や地質調査、道路拡幅用地の取得などにかかる費用約2550万円を2019年度一般会計補正予算に計上した。
費用を圧縮
県内の中学校で完全給食の導入が進むなか、町は2015年、給食センターの整備計画を発表した。町立小学校の調理施設がいずれも70年代前後に建設され、老朽化が進んでいることなどから、町立小中学校全6校の給食調理と配送を行うセンター方式を採用。安全面や費用面で効率化を図るとした。
当初の予定地は上山口小学校旧校舎だったが、付近の通学路が狭く配送トラックの通行を不安視する声が噴出。これを受けて16年には、葉山中学校敷地内の斜面を候補地とする構想をまとめた。
しかし造成工事に費用がかさみ、総工費が19億円にまで膨らんだ。議会からは疑問の声が上がり、18年度第1回定例会で、当初予算案に盛り込まれていたセンターの設計業務委託費を全額予備費に回した修正案が可決。2020年9月の供用開始を目指していた計画は事実上、凍結していた。
山梨町長は「仕切り直しの第一歩となる。総工費は14億4千万円以内に収め、安心安全で美味しい給食を実現したい」とした。
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