葉山町は今月1日から、「はやまクリーンプログラム」と題したプラスチックごみ削減への取り組みを始めた。町立施設でペットボトルの販売を廃止したほか、民間事業者と連携し、マイボトル持参促進や代替品を活用することで、海洋汚染の原因となるプラスチックを”使わない”姿勢を内外に発信する。
町ではこれまで、ごみの資源化と減量化による「ゼロ・ウェイスト」の実現を目指してきたほか、県の「プラごみゼロ宣言」に賛同し、海洋環境保全のための活動を行うNGOセイラーズフォーザシーとの協定を結んでいた。
今回、9つの町立施設でペットボトル販売を廃止した=写真右=ほか、職員によるレジ袋持ち込み禁止、マイボトル持参や主催イベントにおける最大限の配慮(ベストプラクティス)を義務付ける。また、町が共催・後援する飲食を伴うイベントについても、会場にペットボトルを持ち込まないなど同様の働きかけを行っていく。
新素材を活用
先月30日にはウォータースタンド株式会社(埼玉県)と協定を締結。同社は水道直結型のウォータースタンド20台を上限に、2021年3月まで無償で提供する。現在、7施設に設置されているほか、イベント時に貸し出しも行う。
また、紙やプラスチックの代替として、石灰石を原料とする素材のLIMEX(ライメックス)や植物由来で生分解性を持つPlax(プラックス)を開発する株式会社TBM(東京都)とも包括協定を結んだ。新素材ののぼりや袋を活用することで、環境への負荷低減を目指す。山梨崇仁町長は「町民の皆さんとともに、取り組みを広げて行きたい」と話した。
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