葉山町は11月1日から、危険木の伐採に係る補助対象範囲を拡大した。道路の交通に支障がある場合も助成金を交付するよう、要綱を改訂。倒木被害から住民の生命や財産を守るため、制度を拡充させた。
葉山町はこれまで、危険木が倒木した際、住宅に被害を与える恐れがある場合に補助金を交付してきたが、重要なインフラである道路の交通に支障がある際も含めた。
条件は▽伐採をする危険木が、土砂災害警戒区域のうち、急傾斜地の崩壊を基準として指定されている土地にあること▽危険木が目通り直径20cm以上、かつ樹高が5m以上あること▽危険木が倒木した際、住宅に被害を与える恐れのあること、又は道路の交通に支障のあること─とした。
補助対象者は危険木がある土地を所有、占有、又は管理する者。土地所有者以外が補助を受ける場合は、伐採を行うことの許可を所有者から受け、それを証する書類を提出する必要がある。金額は補助対象経費の2分の1で限度額は10万円。
申請書は、町ホームページの防止関連ページ内にある「葉山町危険木伐採工事費等助成金交付要綱」から印刷するか、防災安全課窓口で受け取ることができる。
制度に関する詳細や問い合わせは町防安全課【電話】046・876・1111へ。
補正予算に台風対応費
山梨崇仁町長は今月20日、定例会見を開き、町議会第4回定例会に提出する議案を発表した。
一般会計補正予算では台風15号、19号で使用した「災害備蓄用毛布」のクリーニング経費として163万3千円計上された。避難所開設時に使用された約800枚を滅菌し、カビの発生を抑え、収納スペースを確保するため圧縮してリパックする。19号が発生した際、町内各地に設置された避難所に避難してきたのは、392世帯、891人に上った。町は「今回の台風で停電という新しい課題が浮かび上がった。避難所の運営についても対応を考えていきたい」とした。
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