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逗子・葉山 人物風土記

公開日:2020.03.06

「とげとげ。」の名で漫画家・イラストレーターとして活躍する
浅野 悦子さん
葉山町在住 40歳

好奇心を筆にのせ

 ○…2児の母で、漫画家やイラストレーターとして活動している。雑誌やウェブサイトに作品を提供しているほか、先月にはキャラクターをデザインした図鑑が完成し、発売された。地域活動のポスターデザインも手掛けるなど、活躍の場を広げている。

 ○…埼玉県出身。進路を考え始めた高校2年生の時、姉に勧められて看護師の道に進んだ。「実習は大変でした」という看護学校の3年間だったが、「病院は人間の素が見える所」。普通に生活していたら見えないことを知るのがモチベーションに繋がった。卒業後、都内の病院で3年間勤めると、「資格を持っていれば、また復帰できる。今は別のことに挑戦したい」と一念発起。子どもの頃から好きだった絵の世界へ飛び込んだ。イラストレーターや絵本作家を目指す人たちが集まる学校で基礎から学び独立。看護師時代の経験を生かし、「ナースあるある」をまとめた漫画を専門サイトで連載したり、書籍や女性誌、広告など様々な媒体で筆をふるってきた。

 ○…2人の子どもを産んだことも大きな転機となった。育児サイト「conobie」で育児漫画を連載を開始すると、すぐに人気に火が付いた。思わず笑ってしまう子どもたちとのやり取りや、母親目線から見た世の中の疑問や葛藤など、飾らないリアルな作風が多くの共感を得ている。「面白いと言ってくれるのがなにより嬉しい」

 ○…5年前、当時住んでいた川崎市から葉山に移り住んだ。「海と山があって人も多くない。子どもたちをのびのび遊ばせられる環境が気に入りました」。今後は、オリジナルの漫画を描くことが大きな目標だ。「これからも、人の面白さを表現していきたい」と笑顔で語った。

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