逗子市を拠点に活動する女子フットサルチーム「カルチェットレディースTOPチーム」にこのほど、日本初のセミプロ選手が誕生した。地元企業からの協賛や協力を得ながら、日本一を目指して練習に励んでいる。
このほど、セミプロ選手なったのは、サッカーのゴールキーパーにあたる「ゴレイロ」の宇田川梓さん(市内在住)。逗子葉山でクリニックを運営する医療法人メディスタイルクリニックと契約を結んだ。普段は同法人が運営する歯科医院で訪問歯科の事務やドライバーとして働きながら、競技中心の生活を送っている。プロチームがない女子フットサル界において、今回の契約は日本初。宇田川さんは「応援して下さる方たちの期待に応えられるよう、全力を尽くしたい」と意気込んでいる。チームの代表を務める新妻孝裕さんは「うちの選手だけでなく、すべての女子選手の励みになる」と意義を強調。「様々な企業から協賛をいただいており、ありがたい」と語る。
地域とともに
新妻さんは逗子市出身。大学を中退後に渡欧し、イタリアや日本のFリーグでプレーした。指導者としても同国のチームに帯同して本場の指導法を学び、帰国後は学生リーグ、キッズスクール、誰でも気軽に参加できる大会の開催など、監督、コーチ、そして時には運営側として競技普及に努めている。
昨年に一般社団法人カルチェットスポーツクラブを立ち上げ、活動を開始。地元企業がチームを支え、それを励みに選手たちが活躍して地域活性につなげる海外のスポーツ事情を見てきた。「直近の大会では県大会3位入賞することができた。皆さんとともに日本一を目指し、逗子を盛り上げていきたい」と笑顔で語った。
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