戻る

逗子・葉山 スポーツ人物風土記

公開日:2020.09.11

セーリング競技のジュニアオリンピックで優勝した
須永 笑顔(えがお)さん
葉山町在住 17歳

ユース最後に掴んだ栄光



 ○…先月14日から3日間にわたって和歌山県で行われたJOCジュニアオリンピックカップで、レーザーラジアル女子クラスの頂点に立った。国内トップクラスの選手が一堂に参戦した同大会。これまでライバルたちと接戦を繰り広げながらも、あと一歩のところで優勝を逃してきただけに喜びもひとしおだ。「ようやく掴んだタイトル。ユース最後の大きなレースで結果を残せて良かった」とほほ笑む。



 ○…葉山町で生まれ育ち、海に親しんでいた両親の影響で小学3年生の時、ヨットに興味を持った。同年代の子どもたちが颯爽と海を駆け抜ける姿を見て、「私もやりたい」と直談判したという。その後、ジュニアヨットスクール葉山に所属し、競技の基礎や楽しさを一から学んだ。



 ○…横須賀学院高校に進学してから、本格的にレースに参戦するように。1年時には初の海外遠征を経験し、オーストラリアでのレースに出場するなど、国内の有望選手として活躍。平日は学校を終えてから体幹や筋力を鍛えるトレーニング、休日に拠点としている江の島ヨットハーバーから海へ出るという生活を送っている。「両親はもちろん、担任の先生にはインターハイに出場する際の手続きをはじめ、沢山のサポートしていただいた」と周囲への感謝を口にする。



 ○…将来の夢は「体育の先生になりたい」ときっぱり。大学への進学も決まり、教職課程を取りながら、セーリングを続けるつもりだ。大学では今乗っているクラスよりより大きな艇種に挑戦する。「難しい所もあると思うけれど、今はワクワクしている」と気負いはない。「楽しむことが一番大事」。これまで培ってきたものを糧に、新たなステージでの活躍を誓った。

 

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

逗子・葉山 人物風土記の新着記事

逗子・葉山 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS