県道27号線沿い、湘南国際村入口近くに今月初め、淡い紫色が目をひく店舗がオープンした。
店の名前は「喫茶ジョー」。店主は自ら選んだ古着と、こだわりの空間で人を笑顔にしたいと意気込む大学4年の米谷成生さん(横浜市在住・21)だ。レコードから懐かしい音楽が流れる店内ではコーヒーや軽食、アルコールを楽しみながら、米谷さんが国内外で買い付けた古着や雑貨を買うことができる。
服が持つ力
もともと洋服が大好きだったという米谷さん。高校生の時、流行に左右されず、周りと被ることがない古着に出会い「自分らしさを表現してくれる服の力を知った。将来はお店を持ちたいと思うようになった」という。
都内のフリーマーケットに参加し、古着を通じたコミュニケーションの面白さを知ったのも転機となった。「元気がなかったお客様と一緒に服を選びながら色々な話をしていると、最後は笑顔で『ありがとう』と言ってくれる」。服の持つ力を目の当たりにし、この仕事を突き詰めようと心に決めた。
偶然の出会い
夢の実現に向け、大学では経営学を専攻するかたわら、飲食店やアパレルのアルバイトを掛け持ち。接客や事業経営のイロハを学びながら、将来の開業資金を貯めた。
予算の制限もあり、都内で思うような物件と巡り合えない時期が続いたが、葉山をドライブしていた時、現在の場所に出会った。「時間の流れがゆっくりで、都内からも人を呼べる場所だと感じた」と即決したという。オープンすると早速、近所の顔見知りが増え、常連もできた。米谷さんは「地域の方が一息つける場所としても貢献していきたい」と夢を膨らませている。営業日等は「喫茶ジョー」で検索を。
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