先月19日、市立小学校の卒業式に合わせて逗子の夜空に花火が上がった。コロナ禍で行事が縮小・中止となるなど様々な制約を強いられた児童たち。観覧に訪れた子どもたちの笑顔を65発の大輪が照らした。
「みんなにとどけ!未来は明るい大作戦」と題し、池子小学校校庭で行われたこのプロジェクト。実行委員長の石黒雄士さんを中心に市民有志が集まり、池子小学校PTAや同小学校区住民自治協議会が協力。地元企業も協賛し、実現した。
「コロナ禍で頑張る逗子の皆さんにも届けたかった」と、あえて事前告知を実施。密にならないよう呼びかけ、あらかじめ花火が見られる場所を発信するなど工夫を凝らした。
当日は天気に恵まれ、大きな混乱もなく打ち上げが行われた。子どもたちはスマートフォンで撮影したり、歓声を上げながら観覧していた=写真。
石黒さんは「発案した当初は、周りから絶対に無理と言われもしたが、一生懸命やればたくさんの人が協力してくれ、こうして実現できる。中学生になって、これから大変なことに直面しても、諦めないでやりきってほしい」と子どもたちに呼び掛けていた。
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