葉山まちづくり協会の理事を務める 川崎 直美さん 葉山町在住 70歳
葉山への想いを次世代に
○…地域で育まれた生活文化を受け継ぎ、豊かな地域社会を築こうと活動しているNPO法人葉山まちづくり協会の理事を務める。毎年5月に実施していた「まちfes葉山」をオンラインで初開催。地元クリエーターの力を借りて、映像で活動を紹介する新たな取り組みに挑戦した。「まちづくりに参加するきっかけとなったら」と語る。
○…異色の経歴の持ち主。高校中退後に海外へ生活拠点を移し、帰国後は外国人タレントのマネジメント事務所を経営。成功を収めるもあっさり手放し、ネイティブアメリカンを訪ねてアメリカ大陸へ旅に出た。その後、国内で「オーガニック」を扱う先駆けとなる生活雑貨店を都内にオープン。自然に寄り添うライフスタイルを今も広めている。2011年に葉山に移住。自宅の敷地で店を構え、下山口商店会に入ったことが転機となった。
○…初めて「地に足付けた生活」を送るようになり、目線は自然と自分の住む地域とそのルーツに向いた。代々住み続けている住民がいる一方、移住者も増えていた時期。下山口の鎮守である神明社の歴史を伝えることで、両者の鎹(かすがい)になるよう紙芝居を制作し、境内で月1回の「あさいち」を企画。また、「までいなマーケット」を主宰するなど多彩な活動をしてきた。こうした経験を生かし、協会登録団体の活性化にも尽力している。
○…疑問に思った事はズバッと物申す自他ともに認める「改革者」。常に前へと進む姿勢は周りを刺激し、新しい価値を生み出してきた。時には、しがらみや困難に直面することもあるが「人智を尽くして天命を待つ。それだけよ」と笑いながら言う。ぶれない歩みと明るい笑顔はこれからも周りを勇気づけ、葉山好きを増やしていく。
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