「葉山ステーション」が9月でオープンから5周年を迎えたことを記念し、期間限定の販売コーナーを新設した。葉山を中心に三浦半島ゆかりの商品が並んでおり、「これからを担う生産者や商品が生まれたら」と関係者は話している。
「ネクストハヤマステーション」と名付けられたこの販売コーナーは以前、イートインスペースとして使われていた場所。感染症対策のため使用を停止し、パーテーションを掲示板代わりに活用するなどしていた。
スペース活用の一環と、同施設が5周年を迎えることを受けて、新たな事業者の誘致を決定。事前審査やプレゼンテーションを実施し、20の事業者が選ばれた。地元葉山でとれた海産物やそれらを使った加工品のほか、野菜や弁当、総菜、スイーツ、Tシャツなどバラエティー豊かな商品が並ぶ。卵はビールかすやおから、くず野菜など地域の食品残渣をエサに育てる養鶏農家が出品するなど、持続可能なモデルを実践する事業者がいるのも特徴だ。
「桜花丸商店」として、ヒジキやアカモク、ワカメ等の加工品を販売する畠山晶さんは地元でとれたメカブのなかでも普段捨ててしまう部分を使った商品を展開する。「地元だけでなく遠くからもお客さんが来る場所なので、多くの人に手に取っていただけたら」と話していた。
町商工会の柳新一郎会長は「カンフル剤となって、一緒に葉山ステーションを盛り上げてほしい」と期待を込めた。開設は来年5月までの期間限定。
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