逗子市の桐ケ谷覚市長=写真=は9月28日、12月の市長選挙に2期目を目指して無所属で立候補する意向を表明した。コロナ対応の中で「政策の一丁目一番地」としていた財政再建に道筋をつけたとし、「逗子の魅力を最大限引き出していきたい」とした。
桐ケ谷氏は1期4年を振り返り、「財政調整基金と公共公益施設整備基金を合わせた市の貯金は33億7千万と過去最高になり、財政再建の道筋がついた」とし、コロナ対応では年齢順に接種券を送付してワクチン接種を進めたことで「混乱なく進められた」とした。また、任期中に死亡事故も起きた頻発するがけ崩れの対策について、「民間事業者との実証実験や、財源を確保するために国と交渉し、対策に充てている」とした。
公約には、「子育て支援に全力投球」と掲げ、体験学習施設スマイルのより一層の活用や逗子の自然を活かした保育活動を行っている団体と子育て世代とのマッチング、小児医療費助成を高校3年生まで拡大することなどを盛り込んだ。その他元気な高齢者を増やす支援策やカーボンニュートラル、起業サポートや企業誘致を挙げた。
桐ケ谷氏は秋田県出身。立教大学経済学部を卒業後、1981年に株式会社桐ケ谷材木店に入社。その後、社名変更を経て株式会社キリガヤの代表取締役に就任。2015年には逗子市商工会長と観光協会長を務めた。2018年の前回選挙に初出馬し、4期目を目指した平井竜一氏を破り初当選した。
市長選は12月4日(日)告示、11日(日)投開票。すでに、市議で元市長の長島一由氏が立候補の意向を示している。
|
<PR>
逗子・葉山版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|