逗子・葉山 人物風土記
公開日:2023.04.28
逗子開成中学高・高等学校の第18代校長に就任した
小和田 亜土さん
横浜市在住 57歳
伝統背負い、生徒見守る
○…創立120周年の節目に第18代校長に就任した。1903年に開校し、遠泳やヨット実習といった独自の海洋教育など行いながら、進学校としても名を馳せる。地元の学校として逗子市内の祭り、海岸や披露山などの清掃活動にも積極的に参加。「横浜から通う生徒も多い中、行事に参加させてもらうことで、生徒たちも逗子を”第二のふるさと”と感じていると思う」と地域の温かさに感謝する。
○…親の仕事の関係で転校が多かった。中学では髪型まで校則で決められるような厳しい学校や、自由な校風の学校にも通い、そのギャップに驚いた。「意外に思うかもしれないが、厳しい学校の方が文化祭や合唱コンクールなどで先生が一緒に活動してくれて楽しかった」。ルールの強弱でなく、人と人がどう関わるかで可能性が広がる教育に興味を持ち、早稲田大学教育学部の門をたたいた。
○…趣味はサックス演奏。教員になったばかりの頃、「1年間で楽器を弾けるようになろう」というプログラムで、生徒の奮闘ぶりに感動した。勇気をもらい一念発起。ジャズやフュージョンが好きだったこともあり、サックスを始めた。今では教員バンドを組み、文化祭のステージにも立つ。「サザンオールスターズやミスターチルドレンなどは生徒にも好評です。いいストレス発散にもなるんですよ」と笑顔を見せる。
○…教員となって30年。今の若い世代は他人に迷惑を掛けたくないという意識がさきだち、人との関わりを避ける傾向があると感じている。生徒たちには、意見を戦わせる中で新しい価値を見つける姿勢を大事にしてほしいと願い、「先の見通しにくい時代を生き抜く力を身に付けてほしい」とエールを送る。
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