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逗子・葉山 社会

公開日:2023.07.21

735スタイル
地元サーファー、救助訓練
ライフセーバーも協力

  • 水上バイクも合流した訓練

  • 胸骨圧迫をする参加者

 逗子市の浪子周辺でビーチクリーンや磯焼け対策に取り組む、地元サーファーらによるボランティア団体「735(なみこ)スタイル」が7月8日、葛が浜海岸で海難救助訓練を行った。3、4年前に同海岸で人が溺れた事例があり、「自分たちが普段活動する海で事故があった時に、自分たちで助けたい」と、2022年2月から訓練を実施。冬2回、夏2回行い、今回で6回目となる。

 当日は4人が参加。訓練実施責任者の比野裕介さん(41)からサーフボードやサップのボードを使って要救助者をどうやって板に乗せるかなどについて陸上でレクチャーを受けた後、白波の立つ海に入っていった。今回の訓練では、初めて逗子海水浴場の監視を行っている逗子サーフライフセービングクラブとコラボ。同クラブの水上バイクも訓練に合流し、要救助者のどちら側から回り込むかなどの確認を行った。

 海上訓練の後は、同海岸上のレストラン「surfers」のテラスで応急救護訓練も実施。逗子消防署の救命救急士が講師となり、胸骨圧迫や人工呼吸、AEDの使用法などを学んだ。

 比野さんは「水上バイクが入ってこられる水深が分かるなど、有意義な訓練ができた。これからも継続して、助けることができる人を増やしていきたい」と展望を語った。

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