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逗子・葉山 人物風土記

公開日:2023.08.25

一般社団法人葉山町スポーツ協会の会長を務める
林 俊司さん
葉山町下山口在住 68歳

スポーツで町を元気に

 ○…スポーツを切り口に町にウェルビーイング(心身ともに健康で社会的にも満たされている状態)を展開し、責任ある活動を行うために一般社団法人になったスポーツ協会。法人格の取得を、周囲からは「無理だ」と言われる中、2年前から旗振り役として尽力し、今年4月に成就した。協会を補助金の分配だけでなく、スポーツを通して町民の生活を豊かにする組織にしようと奔走する。「部活動を支える存在にもなりたいし、色々なイベントで展開できる『葉山ダンス』も作りたい」と意気込む。

 ○…サッカー少年だった。プレーは病気のために高校で断念したが、約30年前に長男が少年サッカーチームに入ったことをきっかけにコーチとなり、現在は葉山町サッカー協会会長も務める。「サッカーの魅力は仲間と協力し合って戦うこと」と強調。子どもたちには、生きていくうえで、同じ時間・空間・仲間の「3間(さんま)」を大事にするように指導してきた。

 ○…北海道出身。高校時代、悪い道に進みそうなったところを、踏みとどめてくれた「オヤジ」と同じ、板前になるつもりだった。一方で、父親の仕事の関係で建築にも興味があり大学を受験。上京の際に乗った山手線は「まるで『鉄腕アトム』の世界」で都会に魅了され、進学を決めた。大学卒業後は設計事務所に勤務し、30歳で独立。幼稚園、保育園、病院など「初めて社会にでる子どもに、いい空間を見せることを意識して」仕事をしてきた。

 ○…板前修業をした腕前は今も健在。サッカーチームの卒業式では毎年、10キロにもなる出世魚のブリをさばいて子どもたちに振舞う。「子どもの成長と同じように、高齢者も元気な町になってほしい」と40年住む葉山への思いも熱い。

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